土曜日, 9月 25, 2010

フランク・キャプラ「恋は青空の下」(1950)

フランク・キャプラの「恋は青空の下」(1950)☆☆☆★



「或る夜の出来事」のリメイクです。オリジナルの良い要素を残したまま、いくつかの改善が加わっています。私は「教授」の金を騙し取ったりするための寸劇が好きなのですが、今回はデブのギャンブラーが教授の罠に引っかかって運ばれるシーンが爆笑でした。オリジナルと同じだけ面白いと思います。



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金曜日, 9月 24, 2010

ジョン・フォード「若き日のリンカーン」(1939)

ジョン・フォードの「若き日のリンカーン」(1939)☆☆☆★



いいです。

若き日の、弁護士時代のアブラハム・リンカーンを描いた作品です。川沿いの道のシーンもいいですが、最後の丘を登っていくシーンが本当に素晴らしいです。



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木曜日, 9月 23, 2010

ウディ・アレン「マンハッタン」(1979)

ウディ・アレンの「マンハッタン」(1979)☆☆☆☆



いいです。

アレンは映画も撮れちゃうんです(笑)。とてもきれいな映画です。ただいつものシニカルでおしゃれな笑いや知的な風刺だけでなく、とても率直な、不安定で知性的な人間への眼差しがあります。

知識人、とくに文化系のパラノイアというか、神経症的なところを(いつものように)よくとらえていて、それにNY臭が加わっています。

個人的には、ベルイマンが嫌いな女を好きになっちゃダメだという教訓(?)をここから読み取りたいです(笑)。ベルイマンが嫌いな人間なんて信じられませんが、「ベルイマンを嫌いな女性」というキャラクターを作るあたりがニクいです。




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水曜日, 9月 22, 2010

ウディ・アレン「ウディ・アレンのバナナ」(1971)

ウディ・アレン「ウディ・アレンのバナナ」(1971)☆☆★



個人的には笑いどころが少なく、見なくてもいい方のアレン作品です。シルベスター・スタローンがチンピラ役で出ています。



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火曜日, 9月 21, 2010

ウディ・アレン「ウディ・アレンの愛と死」(1975)

ウディ・アレン「ウディ・アレンの愛と死」(1975)☆☆☆



まあまあ。

偽哲学談義やいつものアレン流ギャグといった感じ。哲学談義をギャグにするというセンスは悪くないですが、実際に笑えるのはもっと非知性的で下世話なギャグだったりします。



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ブレット・ラスナー「天使のくれた時間」(2000)

ブレット・ラスナーの「天使のくれた時間」(2000)☆★



他と変わらない、現在のハリウッドのメインストリームの映画です。要は「素晴らしき哉・人生!」のバリエーションのひとつです。言うまでもなくつまらないです(もちろん最後までは見ていません)。プロットが全てなんですよね、最近のメインストリームは。つまり、こういう話にしよう、こういう順番でこういうイベントを起こして、こういうことを観客に理解させて、こういう展開にすることによってこういう感情をもってもらおう、と決めて、その通りに撮影作業をしているだけです。結果、おしつけがましい醜いシーンの羅列に終わるわけです。いわゆるブロックバスターはCGや特殊効果的なものがメインですし、作家的な意味での演出というものはあんまり気にしない。観客をバカにしすぎなのか、バカな観客のみをターゲットにしているのかは不明。

本作はティア・レオーニのかわいさだけで成り立っています。あくまで物理的な「可愛さ」で、女優的な才能は感じません。



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月曜日, 9月 20, 2010

ウディ・アレン「ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」(1972)

ウディ・アレンの「ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」(1972)☆☆☆



初期アレンの代表作の一つです。セックスについての質問がタイトルとなったコメディ短編から成ります。もちろん「映画的」感動はありませんが、そこそこおもしろいです。羊の話が一番面白いです。



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おすすめ平均
starsホントに、面白いです。
starsキスが来るぞ!
starsやはりウディ・アレンはこうでなくては
starsとにかく笑える!

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土曜日, 9月 18, 2010

ヴィンセント・ミネリ「晴れた日に永遠が見える」(1970)

ヴィンセント・ミネリの「晴れた日に永遠が見える」(1970)



完璧なミネリ調。

全ての点でミネリ。「バンド・ワゴン」や「Some came running」の方が映画として感動が多いかもしれませんが、「晴れた日に永遠が見える」ほどミネリ的な映画はないのではないか。ミネリに少し近づけた気がするというその点で、「バンド・ワゴン」や「some came running(走り来る人々?邦題忘れました)」と同等の感動があります。

催眠術を専門とする医学博士(イヴ・モンタン!)が、前世や来世の記憶を無意識に保持している生徒(バーブラ・ストライサンド)に出会い、催眠のセッションによって出てきた19世紀ロンドンの夫人や、輪廻というコンセプトに魅せられていくというストーリーです。

ヴェンセント・ミネリは秀作と駄作の差が村上龍くらい激しいのですが、本作は間違いなく秀作です。彼が全作品を通して言いたかった事はOn a clear day, you can see forever だったような気さえしてきます(脚本・題名はミネリによるものではないですが)。

下らない点ですが、バーブラのブリティッシュ・アクセントに多少の難があります(笑)。アメリカの女優にしては相当上手い方ですが。もちろん、そんなことはどうでもいいくらい映画全体はいいです。

見所は…後半全部です。ミネリ作品をある程度見ていた方が感動が大きいはずです。



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木曜日, 9月 16, 2010

ウディ・アレン「スリーパー」(1973)

ウディ・アレンの「スリーパー」(1973)  



結構笑えます。

早期ウディ・アレンのSF近未来コメディです。アレン流の風刺コメディのスタイルが既に観られます。
「Brain!? that's my second favourite organ!」は爆笑でした。途中に出てくる、触ると気持ちよくなる玉の取り合いのところもいいです。

アレン作品は映画としての感動が少ないのですが、笑えるのでよしとします。 それにしてもダイアン・キートンの顔っていつみても変ですよね。



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おすすめ平均
stars実は社会派
starsインチキくさい衣装やセットが最高!
starsおおっ!ちょっと驚き
starsダイアンがやっぱり可愛い
starsまさに抱腹絶倒!

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火曜日, 9月 14, 2010

ウディ・アレン「泥棒野郎」(1969)

ウディ・アレンの「泥棒野郎」(1969)



ウディ・アレンの初期作品(監督二作目?)。ミニコントのアンソロジーのような感じで、未だスタイルが確立されていず、出来がよいとは言えない。

チェインギャングの仲間が見ている前で妻をなだめる所や、脱獄するはずだった中間達に外から呼びかけるシーンなど、まあまあ笑えなくもない所があるとはいえ、ファンや研究者以外は別に見る必要はない作品だろう。



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おすすめ平均
stars破壊的なギャグが最高に面白いです。
stars一番好きなコメディ映画

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月曜日, 9月 13, 2010

フランク・キャプラ「ポケット一杯の幸福」(1961)

 フランク・キャプラの「ポケット一杯の幸福」(1961)



1933年の「一日だけの淑女」のリメイク。当然比べてしまうが、オリジナルの方が良かった。

例によって邦題に難あり。原題は「Pocketful of  Miracles」。そのまんま「ポケット一杯の奇跡」にした方がよいのではないか。

りんご売りのお婆ちゃんが、外国にいる娘に自分が上流階級の人間だと嘘をついているのですが、その娘が婚約を機に遊びに来ることになってしまいます。そこで、NYのギャングのリーダーであるデュードが何とか助けられないか、と四苦八苦する、というストーリーです。

私はベティ・デイビスも好きですし、ピーター・フォークはもっと好きです(多くの批評家の意見に反して)が、この作品はやはりオリジナルを見たときの感動と比べてしまいます。

ただ、オリジナルよりは劣るとは言え、悪い映画ではありません。娘役のアン・マーグレット(この作品で映画初出演)はオリジナルのジーン・パーカーより良いんじゃないでしょうか。彼女の初々しさはとてもいいです。彼女こそがこの映画の見所だと思います。



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