火曜日, 9月 07, 2010

溝口健二「楊貴妃」(1955)

 溝口健二の「楊貴妃」(1955) 


普通。

ただ、やはり日本語で行われる唐の宮廷は、昨今のハリウッドでよくあるフランスのブルボン朝の貴族がアメリカ英語で喋る時と同じ種類の違和感が残る。mise-en-sceneも中国の感性が出ていず、細かいこととは言え昭和日本の香りがする唐の宮廷に感情移入するのはちょっと難しい。

三姉妹が長安で襲われ、泣く泣く楊貴妃に助けを求めるシーンなどはこの時代の日本の演技(演出?)のダメなところ(私が嫌いな所)がでてしまっている。つまりtoo muchなのである(内田吐夢の女たちほどではないにしても)。

あと、恐ろしく個人的な感想だが、スタッフロールに霧立のぼるの名前があったがどこに出ていたのだろうか。京マチコよりも霧立のぼるの方が数倍美しい(笑)のに楊貴妃が京マチコで霧立のぼるがチョイ役というのが、霧立のぼるファンとしては個人的に度し難いポイントだったので減点しました(笑)。


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