普通に面白いけど、比べるなというのは多少無理がある。黒澤のオリジナルと似た設定が多すぎて、志村喬や稲葉義男、宮口精二の顔がどうしてもちらついてしまう。
黒澤監督は、ハイ・カルチャー寄りの批評家に評判がそんなに芳しくないが、私は個人的に結構好きな作品が多いです。スタージェスも悪くないですが、やはりオリジナルの方がいいなあ、と思ってしまいます。
まあ比較はさておき、本作「荒野の七人」についてですが、普通に面白いです。私はイーライ・ウォラックが好きですし、ブロンソンもいい味を出しています。農民がクリーンで静かすぎたり(メキシコ政府との妥協でこうなったらしい)、戦闘シーンの撮り方にちょっと難があると感じました(特に最初の三人のスパイとのあっけないガンファイト)が、菊千代(チコ)が農民に戻ることを暗示させるラストは、オルタナティブとしてはいいものだと思いますし、全体的に悪くないと思います。
手を叩かせて、それよりも早く銃を抜くという「早打ちテスト」法や、ジェームス・コバーン(久蔵)の凄さを見せるためのナイフ対銃の対決あたりが見所です。
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